INTERVIEW
関 雅美専務取締役
株式会社 アーバンワークス
建築関係全般の現場監督業務
業務依頼先の人不足は自社にも直結。
現状を共有して巾を広げたい。
当社は専門の職人を抱える事業とは違い、現場監督として各建築現場に関わる事業なので、職人不足という点では現在問題をかかえているわけではありません。
ですが、多くの専門事業者様との関わりの中で人手不足や技術者不足の話を聞くこともあり、その課題がいずれ当社にも影響してくるものだという予測不安を持っておりました。
そのような状況においては、業界全体や周辺事業者からの情報をいち早く得ることが必要だと考えOCMCに参画いたしました。特に外国人実習生については自社での経験がないため、実際に受け入れた企業の方からの話などは、現状を知り、未来へ役立てるものとしてより深く情報を知ることができます。
業界全体では、専門の技術を要する仕事も多く、人材育成は急務となっているのにも関わらず、興味を持ってこの仕事をしようとする若者の減少には歯止めがかかりません。
OCMCでは外国人技能実習生の受け入れを、単に人手不足の解消としてではなく、受け入れに関わった事業者を含み海外での事業展開を視野に入れた実習として捉え、サポートしていくことをミッションとしている点が、当社の考える未来ビジョンとリンクしています。
プラスαの可能性を見出せる、将来のためのOCMCですね。
組合という形で関連事業者のネットワークが構築されていくことで、一次業者、二次事業者という枠を超えて横並びのコミュニケーションが取れるようになり、将来的な計画への意見交換などの機会も得られるようになりました。
当社にとっても海外展開というビジョンがあり、外国人実習生という起点から海外での現場管理者業務の請負の基盤づくりや、新たな業務形態を模索しております。
現場監督の業務には一級建築施工管理技士などの国家資格が必要なのですが、資格を有さなくても責任管理者をサポートする人材育成や組織づくりを実現することで、より多くの受注に対応でき、外国人実習生にも様々な仕事を担当してもらえるようになるのではと、人材活用や効率化について思案を続けております。
建築業界のみならず激動の時代に生きる企業の一員として、時代の流れを現状だけで捉えるのではなく、組合会員企業様との連携を通じ知識や情報を元に、おもしろい事業展開をしていくことで事業の繁栄を目指していきたいと考えております。
自社のみでは見られなかったビジョンを描くため、プラスαの可能性をくれるOCMCの進化を共に担っていきたいと考えております。